先日の全体会議で感じたこと。

今年より店長複数人体制を導入して会議の質はかなり向上したと思う。
以前のように無駄な報告・発表時間はなくなり、
数字に関しては事前にチャットワークで共有して準備も出来ている。

しかし、これが現場でスタッフの行動に反映されているかと言うと微妙なところ・・・

この数か月なるべく自店を利用してお客さんや
仲間と食事を心がけている。
現場の動きを見たい一心で。

昨年まで長年続けていた、「河邉塾」や
「飲みにケーション」を広尾本店閉店と一緒に
こちらもやめてしまったのです。
昨年前半に多くのことが重なり、
私が社員研修を疎かにしてしまっていたのです。。

それゆえスタッフとのコミュニケーション不足の
解消も兼ねてなるべく店舗へ足を運んでいたつもりでした。

とは言え、その程度では到底足りませんでした。

河邉塾では日頃から、
「仕事を通して自己成長しなければならない」
といろんな教材や書物を通して
毎月みんなで学んでいました。

社員手帳の経営姿勢にも私はこんなことを書いています。

『大きさは目指さない。強さと喜びを追求する。
利益とは、スタッフを守るためのコストです。
利益を蓄積することによって、災害、事故等からスタッフと家族を守ります。
利益の蓄積は純資産と現預金です。
一人あたり1,000万円の純資産と一年分の固定費を預金で持つ会社を目指します。

会社とは仕事を通して人間性を高める場所です。
人間性は苦労することによって初めて磨かれていきます。
よって私たちは苦労することを厭わない。
私たちは「顧客に安心を与えなければならない」そうでなければ支持されない。
上司・部下関係なく真剣に働く仲間として率直に指摘し合う。

私たちは指摘を素直に受け入れて進化していかなければならない。

経営も環境変化対応業である。
ダーウィンの進化論にもあるように生き残るのは、
強い者でも頭の良い者でも、大企業でもない。
環境の変化に対応した者と環境を創りだした者である。
我々小者は小者の戦略により、現場主義に徹し、お客様に喜ばれ、
感謝される商品・サービスを開発していかなければならない。
マーケット縮小時代では変化に対応出来ない会社は退場するしかないのです』

顧客に安心を感じてもらうためには、
スタッフ全員が働く喜びを実感してもらわなくてはなりません。
仕事を通して、お客様が喜ぶところを感じ、共に働く仲間が喜ぶところを感じ、
そして自らの人間性も高めていくことでみんなが喜び、組織も潤う。

このまま現場任せのままでは変化に対応できなくなるかもしれません。

この業界はこの数年で大きな変化があるでしょう。
今朝の日経新聞でも取り上げられていましたが、
中国の大手火鍋チェーンがパナソニックと合弁会社を
作り自動化設備ロボを導入するそうです。

中国で成功すれば日本でも導入するのは明らかです。

そのためにも河邉塾も復活して
スタッフとのコミュニケーションも
もう一度イチから構築するつもりでやっていこうと思います。

新入社員も入ったことだし、
当初の熱い気持ちを取り戻します!